TED人間のSustatinabilityの最低条件
Innovating to zero! Bill Gates.
https://www.youtube.com/watch?v=JaF-fq2Zn7I&t=630s&list=PLivqpk-dMt6AvUOtXfHjCdARYWgZPI5Vc&index=8
ビルゲイツが真剣に文明の持続可能性を検証してみた。興味深い考え方なので必見だで。
これと関係した自分が原発賛成派の理由を以下に載せる。
私は原発再稼働賛成派である。なぜなら、これをしないと多くの人が死ぬからである。これは消費税増税に似ている。消費税が上がると食品を扱う職業の人、日々の生活で扱う一般家庭に幅広くダメージを与えるからだ。そして、もともとぎりぎりの生活水準の人は常に貯金が減る・破産することになる、つまり経済的な死をもたらす。そこで人は選択に迫られるわけだ、生活保護を受けて細々と暮らすか、希望のない人生をやめるため自殺するか。
原発は危険である。厳密にいえば、原発事故やメルトダウンの可能性があり、その万が一に備えるための安全装置がきちんと働くかについて点検を怠っていた東京電力、しいて言えばヒューマンエラーもその確率に加算される。
しかし、前述で述べた増税の例をもとにして言いたい、原発をやめることも危険だと。なぜなら、原発をやめれば、その分化石燃料に依存した火力発電が多くなる。そうなると貿易による石油の値段変動が大きく日本中に響くようになる。私たちの科学文明ではエネルギー・燃料に大いに依存している。もしその燃料の値段が跳ね上がりでもしたら、電気代も跳ね上がり、ガソリンも機械を使って生産する商品が跳ね上がる。そうなれば消費税を2%を上げるよりも、効率的に国民を死に追いやることができる。
後学として述べておきたいのが、火力発電以外の選択肢はないだろうかという疑問についての答えだ。原発ほどの電力を生み出せるものの代わりになるものは、ほとんどない。その可能性があるものを挙げるとすると、温泉の煙や火山の熱を利用した地熱発電がある。ただ火山の近くに住む人々はこの熱をもう既に観光業の一環として利用している。そして既得権益を守っている。国はこれを利用して発電所を作りたいと思っているがもし隣に発電所ができたことで温泉が出なくなったりする危険性があるので協力などは彼らは絶対しない。
この原発問題は日本全体で解決できるはずだったが、「所詮他県で起こることで私たちには関係ない」という人々の無関心からくると時々感じる。
まず地球温暖化防止の目的として、中途半端な排出量削減では無理であると排出量0を目指さなくてはならないとの前提のもと、解決策は複数重ねて行わなければならない。
Zco2= P(世界人口)×S(サービス/人)×E(エネルギー/サービス)×C(二酸化炭素/エネルギー)
の公式を基に、PとSは上がり続ける、Eは意外にも上がっておらず、ただ化学肥料や航空輸送のように削減余地のないものも含まれる。1/3と1/6くらいまでならEは削減可能。
問題はCである。火力発電で発生する二酸化炭素を60%~80%容器に詰めて大気に出ないようにできる技術はあるが、それは100%でなければならない。それは原子力の廃棄物の何十億倍の容積を取ると推定される。原子力はそのコスト、安全性、長期保存要の廃棄物が懸念されるがこれは突破可能である。

Power plant / contri 風力、太陽光発電はその供給不安定性から心もとない。予備電力源用に貯蓄することもできるが、今は満足な電気量を蓄える技術はない。電気は日々需要が高すぎるからである。これらは最高でも電気供給量の20~30%しか割り当てることができない。

DSCF2214 / M.Murakami
ただイノベーションは各地で起こっている。TapapowerのウランU238同位体を劣化ウラン燃料として燃やして再利用できないかというアイディアや太陽熱から電気に還元するeSolarという会社もできている。
これらのイノベーションで現状を奇跡のように変えることを前提としながら、炭素税などの仕組みを国際協力的に加えていくことが肝要である。
原子力発電は世界100憶人時代において欠かせない技術である。メルトダウンなどのマイナス面を最小限にしながら、その恩恵を世界の人々に与えなければ必ずツケを未来の人々に押し付けることになる。
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